公安部(公安省)が実施する全国公安機関緊急対応実戦演習が10日、山東省の青島で行われた。北京、上海、青島、武漢等20以上の特殊警察部隊から1900人近くの特殊警察隊員が実戦演習に参加し、実戦経験を総括し、相互の経験に学び、新たな情勢下における各級公安機関の突発事件に対する緊急対応措置の能力と水準の向上を目指した。新華網が伝えた。
近年来、国内外で重大な事件が頻発していること、また現在の情勢と結びつけて、実戦演習では爆発物を所持した容疑者による暴力事件、拳銃による連続殺人事件、複数地点でのテロ襲撃事件等6項目のシミュレーション演習への対応措置と、公安特殊警察の専門技能の展示が行われた。北京、上海、重慶、山東省の済南等の特殊警察隊がライフルによる射撃、投擲物の射撃、グループ戦術、車両捜査、複雑な地形での追跡といった特殊作戦技能を披露した。
実戦演習前に各地の特殊警察部隊は高精度狙撃銃や無人偵察機、投擲式の探査ロボットといったハイテク装備や音波を利用した暴徒制圧用の装甲車、衛星通信指揮車などの特殊車両を公開した。
公安部の担当者によると、演習では厳密さ、難易度、実戦に立脚し、特殊警察隊員の突発的事件に対する緊急対応能力を体現したもので、ここ数年の公安特殊警察部隊の正規化建設による成果を反映するものだ。
党中央、国務院の許可を得て2005年、公安特殊警察部隊は正式に設置された。8年にわたる厳しい訓練や実戦を経て、公安特殊警察部隊は特殊な技能、特殊な装備を具え、速やかに反応でき、地域の枠を超えた協調制度を構築し、困難な任務を実施する公安の尖兵へと成長した。(編集YH)
「人民網日本語版」2013年9月11日
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