米国ニューヨークのある公園では「永遠の火」と呼ばれる炎が燃えている。公園内のある滝の下の洞窟の中にあるその火は、ネイティブ・アメリカンが数千年前につけたものだといわれている。その火が燃え続けて消えない理由について科学者たちは、古い岩石から生じるガスが原因と推測してきた。しかしこのほど、インディアナ大学の研究者がこの説を否定し、この火が燃え続ける原因は確定できないと述べた。環球網が伝えた。
科学者たちは長い間、世界各地の数千カ所で見られる「永劫の火」はいずれも熱せられた古い頁岩の炭素分子が分解してガスが生じ、火が燃え続けると考えてきた。しかし研究者は、NYのこの火の下にある岩層の熱はガス発生には不十分で、頁岩も予測ほど古くはないことを発見した。同地の岩層の熱はお茶1カップ分ほどしかないという。
このため、NYのこの「永劫の火」が燃え続ける原因は世界の他の地区の同じような火とは異なるという。研究者は「具体的な原因は確定できない」と語る。(編集YH)
「人民網日本語版」2013年5月16日
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