中国都市競争力ランキング 広東省が2年連続で首位に
「2013年中国都市分類優位ランキング」が18日に香港で発表された。中国大陸部の省・直轄市・自治区および香港・マカオ・台湾のうち、広東省が2年連続で総合競争力の首位となり、江蘇省が2位に、山東省が3位に入選した。香港はトップ3から除外され、5位となった。中国新聞網が伝えた。
同ランキングは中国都市競争力研究会、香港理工大学公共政策研究所が共同作成した。広東省は今年も総合競争力で1位となった。香港は昨年の2位から5位に、台湾も昨年の4位から6位に順位を下げた。
成長の潜在力および持続可能な発展の成長競争力を反映するランキングにおいては、天津市が再び首位になった。10位に入選した台湾を除いた場合、トップ10はいずれも中国大陸部の地区となった。
今回のランキングにおいて、香港はその国際金融・貿易・船便・観光・インフォメーションセンターなどの優位により、中国10大資産創出都市ランキング、食品安全10良都市ランキングの首位に輝いた。
世界金融センターランキングにおいて、香港は今年も3位の地位を維持し、米ニューヨークが1位に、英ロンドンが2位になった。
しかし中国都市競争力研究会は、「過去10年間、香港経済の成長率が緩慢だった一方で、中国大陸部の経済は高度成長を実現した。香港と中国本土の都市の開きが縮小し、同時に香港の大陸部都市に対する経済影響力が低下した。香港の国際的な地位は、中国大陸部の都市による強い脅威にさらされ始めている」と分析した。
中国都市競争力研究会の桂強芳会長も同日の記者会見で、「香港の競争力の研究をスタートさせ、香港中長期競争戦略計画を制定し、自らの優位を維持する差し迫った需要がある」と語った。
1998年に香港に設立された民間学術機関である中国都市競争力研究会は、毎年定期的に自ら作成したGN評価指標体系を使い、各地の優位について格付けを行っている。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年6月19日