小売産業の発展促進を 「試着室」から脱却へ (2)
同報告によると、12年の小売産業の生産額は1兆9千億元で、国内総生産(GDP)の3.7%を占め、同年のGDP成長率に対する貢献度は5.9%だった。小売企業の純利益率(売上高純利益率)は2.46%にとどまった。
中国連鎖経営協会(連鎖はチェーンの意)の郭戈平会長によると、ここ数年、小売業務にかかる費用が急速に増加しており、家賃や人件費の上昇が費用増加の主要因だ。12年は大規模小売企業を中心とするチェーン100強が支払う家賃の平均が前年比21%上昇し、人件費も同20.5%上昇し、水道光熱費も16%上昇した。
商務部の姚堅報道官によると、今後は流通業の発展を一層促進し、特に小売産業の発展を促進していくという。
郭会長によると、中長期的にみて、中国の小売産業が都市化の中で発展すれば、内需の拡大でより大きな役割を発揮するようになる。国内の大きな市場を後ろ盾として、チェーン企業を含む中国の小売産業はこれから、持続的かつ安定的に成長していくとみられる。(編集KS)
「人民網日本語版」2013年7月5日