第9回中国園博会で新疆ウイグル自治区の文化が披露
北京で開催中の第9回中国国際園林(ガーデ二ング)博覧会(以下「園博会」)の紫薇広場では23日、新疆ウイグル自治区和田(ホータン)地区の玉都文芸工作団が新疆ウイグル自治区の歌舞を披露した。また菊花広場では、アトランタ五輪(1996年)の射撃・男子10mランニングターゲットの金メダリスト・楊凌氏率いる首都体育学院の学生芸術団に所属する大学生が迫力ある武術のパフォーマンスを見せ、国際オリンピック委員会 (IOC) が創設したことを記念する「オリンピックデー」を盛り上げた。北京晩報が報じた。
紫薇広場では同日午前、同工作団が美しいウイグル族の民族舞踊や同族の伝統的な弦楽器・熱瓦普(ラワープ)や打楽器のサパーイ(薩帕伊)などの、魅力あふれる演奏を披露した。春夏秋冬の4つの楽章からなる同歌舞は、14のプログラムで構成され、ホータン地区の輝かしい文化や風土、人情を表現。見物客はウイグル族の文化を楽しんだ。
園博会の文化活動の責任者、関向さんによると、園博会では、週替わりで中国各都市の文化を紹介するイベントを実施しており、同工作団は「新疆ウイーク」を盛り上げるために駆けつけたという。同企画ではこれまでに北京や南京、杭州市(浙江省)、済南市(山東省)など、6都市がイベントを実施し、豊富で多彩な文化を紹介した。閉幕予定の11月18日までに、さらに10都市が同企画に参加する予定だ。
園博会には中国国内外の伝統的な庭や現代的な庭園計128種が展示されている。うち、西藏(チベット)自治区の拉薩(ラサ)園は同自治区の伝統的な建築物を、新疆ウイグル自治区烏魯木齊(ウルムチ)市は、古代や現代のシルクロードを、内蒙古(モンゴル)自治区の呼和浩特(フフホト)園は同地域の伝統的な移動式住居ゲルの景観を、同自治区鄂爾多斯(オルドス)園は、遊牧民の生活をそれぞれ紹介している。このように、それぞれの民族の特色が披露されているため、「民族の建築物や文化を観賞する」というのが、園博会の楽しみ方の一つとなっている。(編集KN)
「人民網日本語版」2013年6月24日