北京園博会、開催1カ月で来場者96万人
5月18日から北京で開催中の第9回中国国際園林(ガーデ二ング)博覧会(以下「園博会」)は18日、開催1カ月を迎えた。園博会の組織委員会は同日、来場者が既に96万人達したほか、「特別ゲスト」として人気を博している、四川省成都市のパンダ繁殖研究基地のジャイアントパンダ「チーチー」と「芝芝」の「帰宅日」を、園博会が閉幕する予定の11月18日まで延長することを検討中であることを明らかにした。新京報が報じた。
園博会の運営管理センターの担当者である、同市豊台区の高峰・副区長によると、園博会は開幕以来、安定的に運営されており、正門の3号門から入園した来場者の最高数は1日3万3千人に上り、最大の目玉となる3D版「盧溝運筏図」が置かれているメイン展示館には毎日2万人以上が訪れているという。
同区交通委員会の関連の責任者によると、来場者の約45%が地下鉄や公共バスを利用して園博会を訪れている。開幕した18日から今月13日までの間に、地下鉄14号線の利用者が、1日当たり2万5千人に当たる、計67万人に達したほか、会場行きの専用公共バスが計2100台出動し、延べ2万6千人を輸送した。
園博会の会場でも、来場者の増加に合わせて、ゴミ箱や臨時トイレなどの衛生施設を増加させたり、休憩用のベンチを30セット設置したりして対応している。また、6号門エリアから園林博物館まで連れて行ってくれる専用カーを増設したほか、園区河堤線と中軸路主幹線の専用カーを調整した。
チーチーと芝芝の「帰宅日」延長
園博会の成都園内で展示されているパンダのチーチーと芝芝は、来場者の人気を博し、毎日1万人以上が見物している。
元々の計画では、2頭は北京の暑さに適応するのは難しいため、6月には成都市に戻されると伝えられていた。しかし同組織委員会によると、元々8日に「帰宅する」予定だったが、人気を博していることを考慮し、展示期間を11月18日まで伸ばすよう関係者と調整を進めているという。展示館も、ジャイアントパンダの生活習慣に合わせて改造する計画だ。
同日、パンダは屋内で遊んでおり、立ちあがっては、壁に描かれた竹をじーっと見つめ、その姿を来場者たちがカメラに収めていた。(編集KN)
「人民網日本語版」2013年6月19日