エア・チャイナ、機内にWiFi導入 機上でネット接続可能に
旅の楽しみは、美しい景色や見知らぬ人との温かい触れ合いだけではない。SNSを使って旅行中の体験やエピソードを友人達と分かち合うことを楽しむ旅人がますます増えている。「旅は自分にとって生活の重要な一部分」と考え、旅行バッグ一つを下げて旅に出るのが好きなサンディさんは、「辿りついた見知らぬ街で、携帯でネットに繋がることができなければ、楽しい旅行気分も一瞬にして萎んでしまう」と語った。今日早報が伝えた。
長距離フライトに乗る前に、多くの映画を自分のモバイルPCに入れる人は多い。長い飛行中の退屈凌ぎのためだ。
しかし、多くの都市では、観光客誘致に向けてWiFiスポットを設置、航空会社も続々と機内にWiFiを導入しており、観光客や出張するビジネスマンが旅行中ずっとWiFiに接続できるという極めて便利な環境が整えられつつある。
機内にWiFiを導入する海外の航空会社は増える一方だ。エア・フランスとKLMオランダ航空は5月、通信衛星を利用した無線LANによるインターネット接続サービス試行を、長距離フライトでスタートした。対象となるのは、エア・フランスはシャルル・ド・ゴール空港とニューヨークJ.F.ケネディ空港を結ぶAF012便、KLMはアムステルダム・スキポール空港とパナマを結ぶKL757便。乗客は、この新サービスを利用することで、ショートメッセージや電子メールの発受信やネット接続が可能となる。また、機内特別ウェブサイトでは、TVニュース生放送、スポーツチャンネル、航空会社および目的地の情報など、一部無料のサービスやリアルタイム更新サービスが提供されている。これら2社は、試行段階で、時間単位とフライト通しの2種類の料金を設定しており、1時間あたり10.95ユーロ(約1400円)、フライト通しでは19.95ユーロ(約2500円)。
中国国際航空(エア・チャイナ)も、機内へのWiFi導入の試行段階に入った。同社はこのほど、A330?300型第二世代機の機内ネットワークシステム改装を終了、北京・上海線でネットワーク試行を実施している。A330型第二世代機すべての機内ネットワークシステムを改装する計画で、今年上半期は同型機の3分の一、年末には全ての改装が終わる見込み。実現すれば、エア・チャイナは、中国国内で初めて、機内へのWiFi導入を実現した航空会社となる。もっとも、同社は、具体的なタイムテーブルについて、まだ発表していない。(編集KM)
「人民網日本語版」2013年6月18日