4カ国による第12回メコン川合同パトロールが完了
【中日対訳】 中国の取締船3隻、取締官105人、4カ国合同指揮部のラオス側要員3人がこのほどシップソーンパンナーの埠頭に無事到着し、中国、ラオス、ミャンマー、タイによる第12回メコン川合同パトロールが滞りなく完了した。新華社が伝えた。
今回は4カ国の取締官計117人、取締船4隻、モーターボート6隻が4日間に33時間かけて512キロを航行し、ゴールデントライアングルなど重点水域で取締りを実施。船舶12隻、貨物1200トンを検査し、船員56人と会い、警民連絡カード58枚を配布した。4カ国の取締官は情報交換会を開き、メコン川流域の治安状況、不法武装活動や麻薬犯罪取締りの状況を報告し、合同パトロールの協力範囲の拡大、意思疎通と調整の緊密化、協力分野の深化、メコン川流域での麻薬犯罪の共同取締りについて共通認識を深めた。合同パトロールによって、メコン川流域の治安上の重大問題が効果的に取り締られ、国際水上輸送の安全が守られた。
4カ国によるメコン川合同パトロールはこれまでに取締官延べ1633人、取締船延べ92隻を派遣し、累計517時間・6138キロの航行を行ない、商船91隻を危険から救い、沈没船2隻を引き揚げ、商船460隻余りを護送した。メコン川の国際水上輸送と観光業は全面的に回復し、流域住民の満足度と安全感は一段と高まった。(編集NA)
「人民網日本語版」2013年7月29日