李克強総理がフォーチュン・グローバルフォーラムの出席者と面会

　李克強総理は5日午後、フォーチュン・グローバルフォーラムと世界CEO委員会に出席するため訪中した企業家の代表と人民大会堂で面会した。世界各国の主要多国籍企業の会長やCEO数十人が出席し、多国籍企業の中国でのチャンス、持続可能な発展、技術革新、中国の経済のモデル転換と成長、都市化、エネルギー資源の開発と利用など幅広い議題について見解を述べた。李総理は企業家らと踏み込んで交流し、質問に答えた。

　李総理は中国の経済状況について説明。「中国は13億の人口を擁する発展途上の大国であり、すでに中所得段階に入った。持続的で健全な経済発展をいかに実現するかは重要な課題だ。われわれは引き続き改革を深化し、開放を拡大し、経済発展方式を転換し、経済発展の質と効率をより重視し、中国経済のアップグレード版を築く。世界市場が低迷を続け、景気回復が困難で曲折を経る中、中国の工業化、都市化の過程は巨大な需要をもたらす。中国は持続的で健全な経済発展を実現する潜在力と条件を備えている」と述べた。

　李総理は中国の発展がもたらす巨大なチャンスを捉え、これまでの対中協力を基礎に勢いに乗り、協力を拡大・深化し、協力・ウィンウィンの新たな道を切り開くこと、特に科学研究・技術開発分野の交流や協力を強化し、多国籍企業のノウハウ、技術、創意を中国の実情とより良く結びつけ、中国に根を下ろし、芽吹き、成長させるよう企業家らを激励した。

　タイムワーナーのビュークス会長、IBMのロメッティ会長は出席者を代表して李総理の面会に感謝。「今回のフォーチュン・フォーラムが『中国の新たな未来』をテーマとしていること、世界CEO委員会が協力・発展の促進を趣旨としているこは、世界の多国籍企業がそろって中国市場を非常に重視し、中国の発展を有望視していることを物語っている。出席者の代表する多国籍企業はみな中国の改革開放と経済発展の過程に参与しており、新たな重要なチャンスを捉えて対中協力を拡大・深化し、中国と共に成長することを望んでいる」と表明した。（編集NA）

　「人民網日本語版」2013年6月6日