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理論キーワード解説「三段階発展戦略」(「三歩走発展戦略」)

 現代化の基本的実現に向けた青写真としてトウ小平氏が提起した戦略。第1段階は1981年から1990年で、国民総生産(GNP)を2倍に増やし、衣食が満ち足りた状態を実現する。第2段階は1991年から2000年で、GNPを再度2倍に増やし、「小康社会」(いくらかゆとりのある社会)を実現する。第3段階は21世紀中ごろまでで、GNPを4倍に増やし、中等先進国の水準に到達させる。これが社会主義初期段階における経済発展の戦略的目標と道筋である。
 
 三段階発展戦略をより円滑に進めるため、トウ氏は「階段式発展」の構想を提起。チャンスをつかみ、発展を加速させ、数年ごとに国民経済を新たに段階に押し上げることを目指した。国際的な経験からみれば、国の発展過程には高度成長期や複数回の高度成長段階が伴う。数年後に飛躍を遂げ、新たな段階に入ったとき、問題が見つかれば適宜調整しながら前進する。「今後の現代化建設の過程は、発展速度が速く効果が高い段階が複数回出現する。これは必要であり、達成可能でもある。こうした意気込みこそ我々が持つべきものだ」。(編集YT)

 *トウは登におおざと

 「人民網日本語版」2012年11月6日

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