日本財団協賛、日本科学協会主催の「笹川杯」日本知識クイズ大会や作文コンクールの成績優秀者らを対象にした日本招聘プログラムの一環として、中日両国の青少年代表約50人が26日、東京で行われた日本科学協会主催の討論会や料理対決、中日音楽クイズなどの交流イベントに参加した。「人民網」が伝えた。
午前の討論会では、中日両国の青少年が共に関心を寄せる環境問題や中日関係について、いくつかのチームに分かれて討論を行った。討論会に出席した両国の青年は「現在、中日間は極めて困難で厳しい局面を迎えているが、若者同士の直接的な交流を通じて、双方が相互理解を深め、深い友情を築くことができた。両国の青少年が共に努力をすることで、中日関係の未来は大いに発展する可能性がある」などと、次々と自分の意見を語った。
同イベントに出席した日本財団の尾形武寿理事長は、「日中両国の間には常に大なり小なりの問題が存在する。これらの問題の大きな原因は相互理解が足りないことであり、両国青年が討論会の形式を通じて交流を深めることは、日中関係の未来の発展に有益である。今後もこのような青少年の交流が継続されることを希望している」と語った。
同日の午後、中日両国の青少年たちは料理対決を行った。中日青少年たちが8つのチームに分かれて共同で水餃子や揚げ菓子・開口笑、巻き寿司、大阪焼きといった中日両国の伝統的な食べ物を作った。夜には「中日音楽クイズ」のイベントが行われ、両国の青年たちの距離はさらに縮まった。
日本科学協会の担当者によると、2008年からスタートした「笹川杯」作文コンクールにはこれまで計3万9187人が作文を投稿し、過去9回開催された「笹川杯」日本知識クイズ大会には大学282校の計846人が参加したという。日本科学協会は日本財団の協賛により、これまで「笹川杯」作文コンクールや日本知識クイズ大会の成績優秀者ら計203人を日本に招聘し、中国青年に日本社会や文化を深く理解する機会を提供すると同時に、中日青少年の相互理解と交流の架け橋を築いてきた。
中国青少年代表団の一行は24日に東京に到着した後、沖縄、大阪、京都などを訪問し、31日に日本を発つ。(編集MZ)
「人民網日本語版」2013年7月31日
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