フィリピンを訪問中の中国の元NBAバスケットボール選手、姚明(ヤオ・ミン)氏はマニラで6日、ビナイ・フィリピン副大統領を表敬訪問した。「中新網」が伝えた。
姚明氏一行は同日、ビナイ副大統領、フィリピン体育委員会のガルシア委員長らと副大統領官邸で短い会見を行った。中国の馬克卿・駐フィリピン大使や潘峰・駐フィリピン大使館文化参事官らも同席した。
ビナイ副大統領は姚明氏が現在オーナー兼コーチを務める中国プロバスケリーグ(CBA)チーム・上海シャークスの選手団とともにフィリピンを訪問し、官邸を表敬訪問したことについて感謝の言葉を述べた。さらに中国とフィリピンの両国民の共通点としてバスケットボールが好きなことを挙げ、「両国民はともにこのようなパワーにあふれた運動が好きだ」と語った。
ビナイ副大統領は姚明氏がこのたび上海シャークスの選手団を引き連れ両国民の文化交流を行ったことを称賛し、「両国間でこのような文化交流の活動がさらに活発に行われることを希望する」と語った。
これに対し、姚明氏はフィリピン滞在期間中に受けた手厚いもてなしに感謝を述べた上で、フィリピンでバスケットボールは非常に深い伝統を持つことを知っていることや中国でもバスケットは非常に人気のスポーツであることを語った。「我々はバスケットボールというスポーツを非常に愛している。このスポーツを通し、さらに両国民の文化を深く理解し合いたい」と語った。
また、姚明氏は将来、機会があればぜひフィリピンのバスケットボールチームを上海に呼んで、中国のバスケットボールファンにフィリピンのバスケットボールのプレイスタイルを体験してもらいたいと語った。
会見では、姚明氏と上海シャークスの主力選手・張兆旭がともにビナイ副大統領に上海シャークスの背番号15番のユニフォームとサイン入りのバスケットボールをプレゼントした。
姚明氏率いる上海シャークスは6、7両日、マニラでフィリピンのバスケットボール・ナショナルチームやフィリピンバスケットボールスター連合チームとフレンドシップゲームを行った。ここ数日、姚明氏はフィリピン世論の話題の中心となり、フィリピン英字紙フィリピン・デーリー・インクワイアラ−やマニラ・ブレティンなど各紙が6日、フィリピンのイベントに参加する姚明氏の大きな写真をトップに掲載。華僑紙「商法」や「聯合日報」なども第一面トップに姚明氏のマニラ訪問のニュースを掲載した。(編集MZ)
「人民網日本語版」2013年5月8日
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