「西游・降魔篇」4人のおばさんギャラ100倍に
香港の映画俳優・チャウ・シンチー(周星馳)が監督に専念した新作映画「「西游・降魔篇」の興行収入は封切りから1カ月で、12億元を超えた。作品中でショウ・ルオ(羅志祥)が演じる降魔師「空虚公子」に付き添う「荒野四大美女」(写真)も映画ファンの熱い視線を浴びている。4人の平均年齢は60歳以上だが、芸能事務所と契約しただけでなく、制作プロダクションは10万元(約154万円)以上の出演料を提示している。成都晩報が伝えた。
ストーリーでは4人は無表情で、花を散らしながら、空虚公子を抱え、登場するたびに圧倒的な存在感だ。とりわけ一人がなまりのある普通話(標準語)で「早く言ってよ。なんで早く言わなかったの?早く言ってよ」と責めるシーンは見どころのひとつだ。スターとなった4人には1カ月間、毎日のように取材が殺到、中国中央テレビ(CCTV)も数分間割いて報道した。
4人がロケに出演したのは2011年。監督の周星馳が自ら面接し、「めし屋の女店主だとして、食べたくてもお金がない客がいたら、どうするか」を尋ねた。撮影時の彼女たちのギャラは、1日わずか150元(約2310円)だった。(編集HT)
「人民網日本語版」2013年3月13日