ベトナム・ハノイ-貴州省・貴陽の直行便再開　中国とベトナムのインバウンドめぐる協力が深化

美しい伝統衣装姿でハノイから来た観光客を歓迎する苗(ミャオ)族の女性。

ベトナムのハノイから来た観光客を乗せた飛行機が今月11日夜、貴州省貴陽市の貴陽竜洞堡国際空港に着陸した。これにより同路線の運航が再開し、中国とベトナム間のインバウンドをめぐる協力が一段と深まった。

飛行機から降りてきたあるベトナム人観光客は、「貴州が『カルスト王国』と呼ばれているとずっと聞いていたし、ネット上の動画や写真を通して貴州の美しい風景を見ていた。ついにそれらを実体験することができる」と、気分を高揚させながら話していた。

取材を受ける貴州に到着したベトナム人観光客。

貴州は、中国西部観光「一帯一路」（the Belt and Road）」文化観光ハブに組み込まれて以降、世界での知名度が高まり、是非貴州に旅行に行きたいと思う外国人観光客が増えている。加えて、ベトナム人観光客は、トランジットビザ免除措置を利用して、中国に240時間滞在できるほか、ハノイと貴陽を結ぶ直行便の運航が再開したため、便利なだけでなく、スムーズに貴州を訪問して、美しい景色やグルメを楽しむことができるようになっている。

観光スポット「甲秀楼」の前で記念写真を撮影する観光客。

今回、貴州省に来たベトナム人観光客は、招待を受けて訪中したベトナムの旅行会社の関係者を含めた計107人で、貴州省の旅行会社と連携して、今後、両地の観光のポテンシャルを引き出していくことになっている。（編集KN）

「人民網日本語版」2025年3月14日