インバウンド観光の利便性向上に新手 カード1枚で北京をスムーズに旅行
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外国人が北京首都国際空港に降り立ち、地下鉄の首都空港線に乗って天壇公園に行き、カードをかざしてチケットを買い「中軸線の美しさ」を堪能してから、路線バスに乗って前門・大柵欄で北京本場のグルメに舌鼓を打ち、最後は地下鉄に乗って王府井百貨大楼でショッピングを楽しむ。すべてのプロセスで支払いは現金を用いる必要はなく、小銭を探す必要もなく、「BEIJING PASS」カードが1枚あればいい。
中国を訪れる外国人の決済習慣の違いや豊富な文化旅行体験を楽しみたいというニーズに合わせて、北京市は7月31日、訪中外国人向けに初めて「BEIJING PASS」カードを発行した。移動交通、文化観光スポット、ショッピングなどさまざまな場面で使え、外国人観光客が「スムーズな支払い」を新たに体験できるようになっている。
中国のビザ免除措置の対象国が徐々に広がり、訪中外国人が増加し続けている。北京市文化・観光局が発表したデータによると、今年1-6月には北京市のインバウンド観光客数が前年同期比245.6%増の延べ約165万8200人になり、一部の人気観光スポットはインバウンド客の割合が30%に達した。外国人観光客のクレジットカードによる決済という習慣に合わせ、外国人の中国国内での移動や支払いでクレジットカードが使いにくいという問題を解決するため、このたび「BEIJING PASS」カードが空港や鉄道駅など、中国に出入国する時の北京の通関地で販売されることになった。
同カードは購入しやすく、チャージが柔軟であるほか、全国で使える、応用の範囲が広いといった特徴がある。同カードを持つ外国人観光客は北京の有名観光スポット30ヶ所でカードをかざして入場券を購入して入場したり、加盟店20店でカードをかざして消費したりできるだけでなく、上海、広州、深セン、南京など中国の主要観光都市でも公共交通機関に乗ることができる。(編集KS)
「人民網日本語版」2024年8月28日
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