人型ロボットが銀行ロビー案内係に
「銀行のロビーで今後、人型ロボットが愛想よくあいさつし、自ら番号札を取り案内してくれたとしても驚くべきではない」。中国建設銀行上海市支店フィンテック部の関係責任者によると、同行は人型ロボットの「入社前トレーニング」を行っており、人型ロボットの銀行ロビー案内シーンの全面的な実現を推進している。科技日報が伝えた。
中国初のスマート人型ロボット銀行ロビー案内シーントレーニング拠点がこのほど、同行上海浦東支店で正式に運用開始された。同拠点は人型ロボット銀行ロビー案内シーンの重要なトレーニング施設として、人型ロボットの実用性を高め、重要技術、重要製品、重点シーンの実用化を推進する。
同行上海市支店フィンテック部の関係責任者は、「人型ロボット銀行ロビー案内シーンは初めてオープンで革新的なトレーニング方法を採用した。人型ロボットは実際の銀行ロビー環境に置かれ、顧客と交流し、さまざまなビジネスに関する問い合わせとサービスの訓練を受ける。この実際の応用に近いトレーニング方法により、ロボットは複雑で変化が激しい銀行サービスシーンによりスピーディに適応し、サービスの質と効率を高めることに役立つ。また顧客も対話と交流によりロボットのトレーニングに参加できる」と述べた。
人型ロボット銀行ロビー案内シーンは、人によるサービスシーンと異なる独自の利点がある。同部の関係責任者は、「人型ロボット銀行ロビー案内係は反復的なタスクを高速に処理し、顧客の待ち時間を減らすことができる上、標準化されたサービスを持続的に提供し、サービスの質を保証できる。このほか、技術の持続的な発展に伴い、同シーンはより多くの興味深くパーソナライズされた革新的なサービスを提供し、顧客の多元的な需要を満たすことができる」と説明した。
人型ロボット銀行ロビー案内シーンの建設には、強力な技術サポートが不可欠だ。これらのロボットは高度な生体模倣の構造と人に似た動作制御能力を持つだけでなく、先進的な視覚測位技術により環境と物体を正確に識別し、精密な上肢の動きにより人間の腕の動きを真似ることができる。また自然言語処理、音声認識、表情動作合成技術を結びつけることで、ロボットはより自然かつ流暢に問い合わせ・案内サービスを提供でき、マンマシンインタラクションの親密感とリアル感を大幅に向上させることができる。(編集YF)
「人民網日本語版」2024年8月16日
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