中国、自動車用複合ディスプレイの産業化を実現
人民網日本語版 2024年08月13日13:31
黒竜江天有為電子股份有限公司が担当する黒竜江省重要科学技術成果実用化プロジェクト「自動車計器パネル複合ディスプレイ技術成果産業化プロジェクト」がこのほど、黒竜江省科学技術庁が実施した専門家チームによる検収に合格したことが9日、分かった。同プロジェクト成果は業界初で、完全に独自の知的財産権を持ち、中国の自動車計器分野の空白を埋めた。科技日報が伝えた。
車載用カラー液晶ディスプレイはコストが高く、特殊形状ディスプレイの加工の難易度が高い。そこで中国最大の自動車計器サプライヤーである同公司は2019年より技術の研究開発を開始し、白黒ディスプレイとカラーディスプレイを結びつけ、熱曲げ、光学接着、カラーフィルム印刷などの先進技術を総合的に駆使し、自動車計器パネル複合ディスプレイを開発した。
プロジェクトチームはカラーディスプレイとLCDディスプレイを組み合わせることで、高彩度と高コントラストのディスプレイ効果を実現。同時に、ディスプレイのコストは従来技術の約3分の1になっている。
同公司は2020年より、複合ディスプレイの研究開発と生産を次々と開始し、これまでに20以上の生産ラインを新設している。製品はすでに自動車に大規模搭載されており、年間生産量は100万セット以上。すでに韓国の現代・起亜グループや、長安汽車、比亜迪(BYD)、一汽通用五菱などに採用されている。(編集YF)
「人民網日本語版」2024年8月13日
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