王毅氏がウクライナのクレバ外相と会談
王毅中共中央政治局委員(外交部長)は24日、広州でウクライナのクレバ外相と会談した。新華社が伝えた。
王氏は「中国とウクライナは互いに友好国であり、十数年前に戦略的パートナーシップを構築した。双方は互いに尊重し合い、対等に付き合っている。ウクライナは『一帯一路』(the Belt and Road)を最初に支持し、これに参加した国の1つだ。近年、中国はウクライナにとって最大の貿易パートナー、最大の農産物輸出相手国であり続けている。双方は両国間の協力体制の役割を発揮し、各分野で実務協力を強化すべきだ。中国は引き続きウクライナからの食糧輸入を拡大し、物流ルートの円滑性と国際食糧安全保障を共同で確保していく。留学生を始めとする中国国民の退避に対するウクライナ側の支援に感謝する。ウクライナ側が引き続き効果的な措置を講じて、ウクライナにおける中国の人員・機関の安全を確保することを希望する」と表明。
「習近平主席は『4つのすべき』を打ち出して、ウクライナ危機の政治的解決のための基本的準拠を示した。これを踏まえて、中国はブラジルと共同で『6つの共通認識』も発表し、国際社会の最大公約数を集約して、幅広い呼応と支持を得た。中国は、どのような衝突であっても解決のためには最終的に交渉のテーブルに戻る必要があり、あらゆる紛争は必ず政治的アプローチを通じて実現されなければならないと考えている。このところ、ウクライナとロシアはどちらも交渉を望むシグナルを多かれ少なかれ発している。条件と時機はまだ熟していないが、我々は和平に寄与するあらゆる努力を支持する。引き続き停戦及び和平交渉再開のために建設的役割を果たしていきたい」とした。
クレバ外相は「中国は偉大な国だ。ウクライナと中国は戦略的パートナーシップを結んでおり、重要な経済・貿易協力パートナーでもある。ウクライナは台湾問題において中国側の立場を支持し、引き続き『一つの中国』原則を堅持していく。中国側と政治的相互信頼を固め、各分野で協力を活性化させ、地方・友好都市交流を強化することを希望する。ウクライナは中国側の意見を重視しており、ウクライナ危機の政治的解決に関する中国とブラジルの『6つの共通認識』を真剣に検討した。ウクライナにはロシアと対話や交渉を行う意向と用意がある。当然、交渉は理性的かつ具体的意義を持つもので、公正かつ恒久的な和平の実現を目的とするものであるべきだ」とした。(編集NA)
「人民網日本語版」2024年7月25日
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