中国がSCO議長国としての活動を全面的に開始
外交部(外務省)の22日の定例記者会見で、毛寧報道官は中国が上海協力機構(SCO)の輪番議長国となることについて質問に答えた。
【記者】アスタナ首脳会議の後、すでに中国はSCOの輪番議長国を正式に引き継いだ。議長国としての活動に対する中国側の考えは。
【毛報道官】今年7月のアスタナ首脳会議後、中国は2024年から2025年までのSCO輪番議長国を正式に引き継いだ。また、慣例に従い2025年に首脳会議を主催する。中国はこれを非常に重視しており、すでに議長国としての活動を全面的に開始した。今後約1年間、SCOのパートナーと政治、安全保障、経済、人的・文化的分野で協力を一層強化し、地域の安全の防壁、協力の橋、友好の紐帯、建設的なパワーとしてのSCOの重要な役割を存分に発揮させていく。第1に、戦略的な意思疎通を強化し、相互信頼を深め、団結と協力という良い基調をしっかりと維持する。第2に、共通・総合・協調的・持続可能な安全保障観をしっかりと実践し、SCOの安保協力体制を整備する。第3に、「上海協力機構持続可能な発展年」のテーマをめぐり、一連の活動を催し、貿易、投資、エネルギー、デジタル経済、現代的農業、グリーン発展などの分野で協力水準の向上に力を入れ、「一帯一路」(the Belt and Road)建設と地域諸国の発展戦略との質の高い連携を推進し続ける。第4に、平等・相互参考・対話・包摂という文明観を実践し、民心の通じ合いの促進という民間外交の独自の強みを十分に発揮し、SCOの観光・文化都市としての青島の役割を発揮し、SCO構成国に優れた文明間対話の場を提供し、地域諸国が学び合い、参考にし合い、人々が理解し合い、親交を結ぶという生き生きとした状況を生み出す。
中国は議長国就任を契機に、SCO各国と共に、団結・相互信頼、平和・安寧、繁栄・発展、善隣友好、公平・正義という「5つの共通のふるさと」を築き、より緊密なSCO運命共同体の構築を推進し、地域と世界の平和・安定・発展・繁栄により大きな貢献を果たすことを望んでいる。(編集NA)
「人民網日本語版」2024年7月23日
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