中国の海洋原油・ガス設備初の独自開発したサンドブラストロボットが使用開始

人民網日本語版 2024年06月13日10:09

海洋石油工程股份有限公司が10日に明らかにしたところによると、中国の海洋原油・ガス設備製造業界初の独自に研究開発した12軸天井クレーン型専用サンドブラストロボットが同公司で使用開始された。これは業界の「スマート塗装」の技術的な空白を埋めたもので、従来のサンドブラスト工程のスマート化・高度化改造の実現を示しており、業界の質の高い発展の推進に対して重要な意義を持つ。科技日報が伝えた。

サンドブラスト工程は海洋原油・ガス設備製造における不可欠な一部だ。従来のサンドブラスト作業は作業員がブラストガンを持ち、ブラストガンの角度を調整し続けながら作業する必要があり、業界内の95%以上のサンドブラスト作業は人の手で行われており、時間と労力がかかり、疲労とミスが生じやすい。

今回使用開始されたサンドブラストロボットには、モーショントラックプログラミング、オフラインプログラミング、遠隔操作という3つの制御方法がある。操作が簡単で、実用性が高く、柔軟性の高い作業を実現できる。このロボットはロット化標準部品の自動サンドブラストに使用できるほか、非標準パイプライン、ステップ、雑多な部品のリモートサンドブラスト作業にも対応している。同じ作業量の場合、サンドブラストロボットは作業時間を70%短縮し、生産性を高めている。年間平均二酸化炭素排出量を323トン削減することになる。(編集YF)

「人民網日本語版」2024年6月13日

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