王毅氏、中国とタジキスタンの重点的協力分野を語る
王毅中共中央政治局委員(外交部長)は現地時間19日、タジキスタンのムフリッディン外相とドゥシャンベで会談した後、共同記者会見に臨んだ。新華社が伝えた。
王氏は「私とムフリッディン外相は友好的かつ踏み込んだ意見交換を行い、重要な共通認識に達した」と表明。将来を見据えて両国が重点的に推進すべき協力分野として、以下を挙げた。
(1)互いの核心的利益を引き続き断固として支持する。中国はタジキスタンが主権、独立、発展及び安全保障上の利益を守ることを支持し、タジキスタンが自国の国情に合った発展の道を歩むことを支持し、いかなる外部勢力による両国への内政干渉、友好の妨害にも反対することを重ねて表明する。
(2)互恵協力の大きな潜在力を引き続き掘り起こす。双方は、貿易規模の一層の拡大、農業協力の新たな措置の拡大を検討すると同時に、中国タジキスタン道路の重要区間の建設加速など両国間の相互接続に関する大規模プロジェクトを加速し、双方間の人的往来のニーズを考慮して直行航路をさらに多く就航させることを検討したいと考えている。
(3)双方向的な人的・文化的交流を加速する。中国はタジキスタンが条件を満たす中国国民に対する14日間の査証(ビザ)免除政策の実施を発表したことを歓迎し、タジキスタンと人的往来を円滑化する仕組みを構築し、双方間のビジネス、親族訪問など各種短期訪問者に10年間有効のマルチビザを発給し、人的往来の利便性をさらに高めることを提案する。
(4)地域の安全と安定を確固として揺るぎなく守る。我々は対テロ協力を深化し、「3つの勢力」(極端な宗教勢力、民族分裂勢力、テロ勢力)への打撃を強化し、国境管理を強化し、両国の安全保障協力を強化する。
(5)多国間協力の緊密化を維持する。双方は国連や上海協力機構 (SCO)など多国間の枠組みで協力を強化し、共同で真の多国間主義を実践し、平等で秩序ある世界の多極化、インクルーシブな経済のグローバル化を促進する必要がある。(編集NA)
「人民網日本語版」2024年5月20日
注目フォトニュース
関連記事
掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257 Mail:japan@people.cn