200万株以上のコウシンバラが植えられている杭州の高架道路
浙江省杭州市は、「花の咲く道を通って通勤できる都市」と呼ばれている。中国新聞網が報じた。
気温が次第に上がっている今、杭州全域ではコウシンバラの花が満開の時期を迎え、ロマンチックな季節となっている。市内の高架道路(立体交差橋)の両脇は200万株以上のコウシンバラで飾られ、上品なピンク色の花が咲き誇って「空中花回廊」となっている。そこを車で走ると、都市全体が巨大な花畑の中に収まっているような気分となり、美しく咲き乱れる花やほのかなバラの香りを楽しむことができる。
毎年開花時期には「空中花回廊」になる杭州の高架道路(写真提供・杭州市園林文物局)。
杭州の一部分の高架道路のコウシンバラはすでに見頃を迎え始めており、今月20日前後には第一陣となるコウシンバラが満開となる。5月1日から5月5日までのメーデー5連休中には、杭州市全体には「空中花回廊」の織りなすロマンチックな光景が広がりそうだ。
「国家生態園林都市」に指定されている杭州は2009年から高架道路にコウシンバラを植えるようになった。そして、高架道路のコウシンバラがこの時期の風物詩となり、市民に愛される存在となってきた。杭州の人々は「渋滞になってもイライラしない。どうせ渋滞に巻き込まれるなら高架道路で」と口々に語り、高架道路のコウシンバラが杭州の代名詞ともなっている。
毎年開花時期になると高架道路の脇で美しく咲き誇るコウシンバラ(写真提供・杭州市園林文物局)。
杭州において自動車専用道路網の建設が進むにつれて、コウシンバラが咲き誇る「空中花回廊」もますます延長されていることは注目に値する。「空中花回廊」はすでに杭州の高架道路全てをカバーし、その両側や中央分離帯に植えられたコウシンバラの総延長距離は500キロを超え、その数は約215万株に達している。(編集KN)
「人民網日本語版」2024年4月19日
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