日中一帯一路促進会基調講演会が東京で開催
このほど東京で開催された日中一帯一路促進会基調講演会(撮影・許可)
日中一帯一路促進会基調講演会がこのほど、東京で開催された。中国の呉江浩駐日大使は日中一帯一路促進会の招待を受けて講演した他、同会の浜田和幸会長、大野芳一代表理事、輿水恵一衆議院議員ら各界の関係者と意見交換を行った。
講演を行う中国の呉江浩駐日大使(撮影・許可)
呉大使は「『一帯一路』(the Belt and Road)共同建設イニシアティブはすでに最初の10年間を歩み、質の高い発展という第2の10年間に入った。この10年間、『一帯一路』共同建設は実り豊かな成果を収め、現代世界で最も範囲が広く、最も規模の大きい国際協力の場となった。日本各界の有識者が客観的に『一帯一路』イニシアティブを受け止め、中国、共同建設国、及び日本の参加企業の声を多く聞く中で、協力のチャンスをより多くつかむことを希望する」と表明。
「『一帯一路』共同建設は長期間にわたる、国境をまたぐ、系統的な世界的プロジェクト、世紀のプロジェクトであり、最初の10年間は序章に過ぎない。中国は全ての国々と共に努力して、『一帯一路』共同建設がより大きな範囲、より広い分野、より深いレベルの質の高い発展を実現する後押しをしていきたい。日本が中国の隣国及び重要な協力パートナーとして、『一帯一路』共同建設協力に参加することを歓迎する」とした。
挨拶を行う浜田和幸日中一帯一路促進会会長(撮影・許可)
浜田会長は「中国経済の発展は大きな潜在力を備えている。中国市場に進出した日本企業はこの点を身をもって深く理解している。日本国民は両国間の相違を客観的に受け止めるべきだ」とした。
挨拶を行う大野芳一日中一帯一路促進会代表理事(撮影・許可)
大野代表理事は「日中一帯一路促進会は社団法人への昇格を契機に、より大きな力で『一帯一路』イニシアティブに対する日本社会の正しい理解の増進を後押しし、『一帯一路』共同建設協力に積極的に参加していく」とした。
少年期から持っている中国古典文学の書籍を見せる日本画家の藤島博文氏(中央)(撮影・許可)
日本画家の藤島博文氏は、「一帯一路」イニシアティブと人類運命共同体構築の理念に大いに賛同し、中華文化に代表される東洋哲学思想は人類社会の抱える問題の解決のために示唆を与えることができるとの考えを示した。藤島氏は少年期から漢詩など中国の伝統文化を学び始め、中日の世々代々の友好を主張してきた。2008年の北京五輪の折には、その成功を祈り『奥運五鶴図』を制作したこともある。
参加者らは中日の地方都市交流、中国のビジネス環境、ハイテク産業などについても話し合った。(編集NA)
「人民網日本語版」2024年4月16日
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