中国がスイスなど欧州6ヶ国を対象にビザ免除措置 飛行機チケットの検索が急増
中国は今月7日、ビザ(査証)免除措置対象を拡大し、スイスとアイルランド、ハンガリー、オーストリア、ベルギー、ルクセンブルクの6ヶ国の一般旅券所持者を対象に、今月14日から短期滞在のビザ免除を実施することを発表した。試行措置は11月30日までで、商用や観光、親戚・友人訪問、乗り継ぎ目的で中国に入国する場合、15日以内であればノービザで滞在できるようになる。このニュースが発表されると、各旅行プラットフォームでは、関連国を出入国する飛行機チケットの検索数が急増した。
旅行サイト・携程網のデータによると、今年2月、今回のビザ免除対象となったハンガリーから中国に向かう国際便はすでに2019年同期比で2倍増となり、ベルギーから中国に向かう国際便は2019年の9割まで回復した。この2ヶ国から中国に向かう旅行者数は今後、急増すると見られている。その他の国を見ると、アイルランドから中国に向かう国際便が現時点でまだ就航されていない以外は、大部分が2019年同期比で5割から6割程度まで回復している。
今月7日午後12時の時点で、同程旅行の関連の航空チケットの検索数は前日同時間帯比で4倍近く増えている。今回ビザ免除対象となった6ヶ国は、中国と観光などの面で往来が緊密だ。例えば、オーストリアから3月に中国に向かう飛行機チケットの1日当たりの予約数は1-2月と比べて70%増加し、スイスのそれは52%増となっている。北京や上海、広州、杭州、南京といった都市と関連国を往復する飛行機チケットの予約数も多くなっている。また旅行サイト・去哪児では、スイス・チューリッヒから出発する国際線の7日の検索数が前週比で約4倍増となっている。
中国は昨年12月にフランス、ドイツ、イタリア、オランダ、スペイン、マレーシアの6ヶ国の一般旅券所持者を対象に、ビザ免除措置を実施し、今年1月9日の時点で、同6ヶ国の延べ14万7000人が同措置を利用して中国に入国した。(編集KN)
「人民網日本語版」2024年3月11日
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