中国商務部、米国の中国製コネクテッドカーへの審査について

人民網日本語版 2024年03月05日16:10

米国政府がこのほど中国製のコネクテッドカーに対し、国家安全保障リスクの審査を実施することについて、中国商務部(省)の報道官は4日、「米国の調査の今後の状況を引き続き評価・分析し、必要な時は有力な措置を取って中国の権利を守る」とコメントした。

米国政府は2月29日に公告を発表して、中国製のコネクテッドカーに対して国家安全保障リスクの審査を実施すると明らかにした。

これについて、同報道官は記者からの質問に対し、「米国は『国家安全保障』を口実として、中国製自動車の正常な輸出を妨害する意図があり、中国はこれに対し重大な懸念を表明する」と述べた。

同報道官は、「米国は中国製自動車に高額の追加関税を課し、政府調達への参加を制限し、差別的な補助金政策を打ち出してきた。現在また国家安全保障の旗印を掲げ、非関税障壁の設置を企てるのは、典型的な保護主義のやり口であり、世界の自動車産業チェーン・サプライチェーンを混乱させ、ゆがめることになり、米国の消費者の利益を損なうことにもなる」と指摘した。

同報道官はまた、「中国は米国に対し、市場の原則を尊重し、各国企業のために公平な競争環境を創出するよう促す。中国はこれからも引き続き米国の調査の今後の状況を評価・分析し、必要な時は有力な措置を取って自国の正当な権利と利益を断固として守る」と述べた。(編集KS)

「人民網日本語版」2024年3月5日

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