中国とスリランカがコロンボで建設を進める「未来都市」
人民網日本語版 2024年02月23日11:29
上空から見たコロンボ・ポートシティ(撮影・向楠)
中国とスリランカによる「一帯一路」(the Belt and Road)共同建設の重点プロジェクトである「コロンボ・ポートシティ」は、コロンボ南西部海岸に位置する。スリランカにとって過去最大の海外直接投資(FDI)プロジェクトだ。プロジェクトは中国交通建設集団有限公司傘下の中国港湾工程有限責任公司が投資・建設・運営する形で、2014年9月に着工。完成すれば金融・観光・物流・情報技術(IT)などを統合した南アジアにおける高度アーバンコンプレックスとなる。米誌フォーブスは未来に影響を与える新都市として5都市を選び、コロンボ・ポートシティをその1つに挙げた。人民日報が伝えた。
2014年の着工以来、コロンボ・ポートシティプロジェクトは現地で石材500万トン以上、セメント8万トン以上、鉄筋1200トン以上を調達し、サプライヤー延べ4000人余りに対し専門研修を実施し、直接的・間接的に数万人の雇用を創出し、現地の経済発展を極めて大きく促進してきた。
コロンボ・ポートシティプロジェクト社の熊洪峰社長は「ポートシティの建設はすでにおおよその形が出来上がっている。今後はIT、オフショア金融サービス、海運・物流、専門サービス、情報教育、レジャー・観光を6大主要産業として位置づけ、2段階に分けて有力なターゲット企業を誘致する計画だ。ポートシティ経済特区法の枠組みのもと、ポートシティを南アジアにおける経済特区、金融センター、産業新都市、経済・貿易ハブにして、開かれた経済・貿易協力の場を築くべく尽力していく」としている。(編集NA)
「人民網日本語版」2024年2月23日
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