<企画>辰年の春節間近、中国全土の竜のモチーフをチェック!
もうすぐ春節(旧正月、2024年は2月10日)が到来する。新年の干支である竜は中華文化ならではの独特の魅力を漂わせている。竜のモチーフには、春節を待ちわびる人々が新たな年に対する希望が込められている。ここでは、中国全土の竜をデザインした「麺塑(しん粉細工)」や「花饃(飾り蒸しパン)」のほか、竜踊りや竜ランタンなどを見ていこう!
色鮮やかなランタンで彩られた春節前の古都・西安 陝西省
春節(旧正月、2024年は2月10日)を控えた2月2日、陝西省西安市では2024年長安灯会(ランタンフェスティバル)が開幕した。同フェスは西安城壁や大唐芙蓉園、大明宮国家遺跡公園といった市内の複数の文化景勝地で同時開催され、艶やかで色鮮やかな新春のランタンの数々が人々の目を楽しませている。詳しくはこちらへ
干支の竜を彫刻した特別な馬頭琴 吉林省
吉林省松原市に住む白蘇古郎さんは2月1日、春節(旧正月、2024年は2月10日)を控え、普段とは異なるちょっと特別な馬頭琴を制作していた。無形文化遺産「馬頭琴」の制作技術継承者である白蘇古郎さんは、馬頭琴の棹の部分に馬の頭だけでなく、干支の竜も彫刻することで、活気に満ちた様子を意味する「竜馬精神」を表現した馬頭琴を制作している。詳しくはこちらへ
「竜」の要素で彩りが添えられた「水立方」 北京
北京市にある中国国家水泳センター「水立方(ウォーターキューブ)」では1月31日、「吉祥竜」の飾り提灯と「水立方」の外装フィルムに映し出された「吉祥竜」の巨大景観が、互いを引き立て合っていた。春節(旧正月、2024年は2月10日)を控え、国家水泳センターは、新春特別シリーズイベント「竜耀水立方」をスタートした。市民や観光客は、展示や無形文化遺産「竜踊り」のパフォーマンス、新春テーママーケットなどを通じて、濃厚な春節ムードを楽しむことができる。詳しくはこちらへ
「甲辰竜年干支特別展」が開幕 上海
「有竜則霊-2024年甲辰竜年干支特別展」が1月31日、上海市の自然博物館で開幕した。
「竜・文化」、「竜・自然」、「竜・科学技術」という3つのセクションで構成された同展は、文化・自然・科学技術の要素を融合し、竜の文化的系譜・自然の神秘・科学技術の核心を探求し、全く新たな視点からみた「竜」の世界に来場者を誘っている。詳しくはこちらへ
北京に春節祝う大型レゴの景観登場
北京市においてファッションの中心地である三里屯太古里に1月29日、大型のレゴブロックで作り上げた春節(旧正月、2024年は2月10日)の到来を祝う景観が登場し、多くの市民が記念撮影をしていた。詳しくはこちらへ
竜を象った麺塑作品で迎える春節 山東省青島
春節(旧正月、2024年は2月10日)を控えた1月28日、山東省青島市管轄下の莱西市で、地元の無形文化遺産「麺塑(しん粉細工)」の継承者である董秀鵬さんが、ユニークな表情を浮かべた「祥竜」シリーズの作品を制作していた。これらの作品は、春節を迎えるにあたり、「オンライン+オフライン」スタイルで各地に販売・出荷されるという。詳しくはこちらへ
春節を控え、竜の飾り提灯作りを体験 江蘇省張家港
江蘇省張家港市経済開発区(楊舍鎮)にある曁陽湖社区(コミュニティ)では1月29日、竜の飾り提灯作りイベントが行われた。子供たちは、ボランティアの指導のもと、竜を象った飾り提灯作りを体験し、伝統民俗文化の魅力を肌で感じると同時に、春節(旧正月、2024年は2月10日)の到来を歓迎した。詳しくはこちらへ
夜空を舞うドラゴン!香港特区でドローンショー
「艶やかな香港」をテーマにした大規模ドローンショーが1月28日、香港特別行政区の湾仔海浜(ビクトリアハーバー)で行われ、ドローン編隊が、ビクトリアハーバーの夜空に、香港を象徴する様々なイメージを描き出した。またドローン編隊は夜空にスマホでスキャンすると香港観光に関する各種情報を入手できるQRコードを夜空に描き出し、観光客を楽しませた。詳しくはこちらへ
春節を前に竜をデザインした粘土細工作り 山東省高密
春節(旧正月、2024年は2月10日)を前に、山東省濰坊市管轄下の高密市姜荘鎮聶家荘村では、村人が、各地の市場に出荷するため、竜をデザインした泥塑(粘土細工)を制作していた。同村の粘土細工は古くから伝承され続けており、2008年に国家級無形文化遺産に登録された。詳しくはこちらへ
「花饃」で迎える春節 河北省定州
中国北部の多くの地域では、春節(旧正月、2024年は2月10日)を迎えるにあたり、「花饃(飾り蒸しパン)」を蒸す風習がある。飾り蒸しパンは生地を発酵させて作るが、その「発」の字には、新たな年に富がもたらされるようにという願いが込められている。そして蒸し上げる工程の「蒸」の字には、新たな年が日ごとに豊かになって欲しいという願いが込められている。そのため、春節を控え、河北省定州市に住む民間手工芸職人の蘇利栄さんと同僚たちは、ますます忙しくなっている。彼女たちはそのスキルを駆使し、小麦粉の生地を捏ねては、ユニークな様々なデザインの花饃に仕上げている。そして新たな年を歓迎するため、干支の竜をデザインした花饃を制作しており、「竜鳳呈祥」や「金竜送福」、「竜年大吉」など様々な目出度いデザインの花饃が、年越しムードを盛り上げている。詳しくはこちらへ
「人民網日本語版」2024年2月4日
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