謝鋒駐米大使「中米両国は歴史・人々・世界に対して責任を持つべき」

在米国中国大使館は現地時間16日、「中米国交樹立45周年記念ならびに新春レセプション」を催した。謝鋒駐米大使はレセプションでスピーチを行い、中米両国が歴史・人々・世界に対して責任を持ち、両国関係が先人の後を継いで将来の道を開き、再出発を果たす後押しをするよう呼びかけた。新華社が伝えた。

謝大使は「両国は過去45年間の中米関係の発展から得られた歴史的経験を真剣に汲み取るべきだ。第1に、中米が関係を持たないことは不可能であり、対話と協力、互恵・ウィンウィンが努力すべき方向性だ。第2に、相手国を変えさせようとすることは非現実的であり、相互尊重、『小異を残して大同につく』が基本的な前提だ。第3に、衝突や対立にはいずれの側も耐えられず、平和共存と溝の管理・コントロールが最低ラインとして守るべき原則だ」と指摘。

「中米関係の『昨日』は、すでに国際関係における色濃く鮮やかな1章となった。中米関係の『明日』を、両国民はこれからも綴っていく必要がある。第1に、我々は歴史に対して責任を持ち、中米関係の正しい方向性を把握する必要がある。当面の急務は、サンフランシスコでの中米首脳会談で得られた重要なコンセンサスを実行に移すことだ。第2に、我々は人々に対して責任を持ち、人々に幸福をもたらす良い事、具体的な事をより多く行い、航空券購入やビザ取得、入国面など、人的・文化的交流を妨げている困難の解消をさらに進める必要がある。第3に、我々は世界に対して責任を持ち、より多くの安定性と確実性をもたらし、パレスチナ・イスラエル衝突、ウクライナ危機、気候変動、人工知能（AI）など世界的課題への対応において、意思疎通と協力を強化する必要がある」とした。（編集NA）

「人民網日本語版」2024年1月19日