【中国海軍アデン湾護衛活動15周年】各国の船舶数千隻の航行の安全を守る

人民網日本語版 2023年12月27日13:40

人類が大航海時代に入って以来、アデン湾とソマリア海域は次第に多くの船が行き交う「黄金の海路」となったが、同時に海賊が猛威を振るう危険地帯ともなった。2008年12月26日、中国海軍は国連安保理決議と中央軍事委員会命令に基づき、護衛任務を遂行して平和維持に貢献するため、アデン湾とソマリア海域に初めて艦隊を派遣した。中国新聞社が伝えた。

ソコトラ島以北、バブ・エル・マンデブ海峡南側出口が中国海軍の護衛艦艇と被護衛船舶の合流地点であり、それぞれA点、B点と呼び、数百海里離れている。過去15年間、中国海軍の護衛艦艇は両地点の間を昼夜往復し、各国の船舶数千隻の航行の安全を守ってきた。

近年、海賊の活動海域、標的、襲撃方法などは絶えず変化しており、それに合わせて中国海軍護衛艦隊も護衛任務の実施・指揮モデルを変え続けてきた。現在までに中国海軍は護衛艦隊を計45陣派遣し、計1600回余りにわたって7200隻以上の各国船舶の護衛任務を完遂し、100隻近くの各種船舶を救助・護衛してきた。その過半数を外国籍の船舶が占める。

また、中国海軍護衛艦隊の任務内容も単なる護衛からより多様なものに変わり、合同訓練・演習に積極的に参加し、友好訪問を行い、国際舞台で存在感を示し、危難の際には各国の人々に繰り返し救いの手を差し伸べ、激動する不安定な世界に平和と安定というプラスのエネルギーをもたらしてきた。(編集NA)

「人民網日本語版」2023年12月27日

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