中国初の国家級洋上風力発電研究・試験・検査測定基地が着工
人民網日本語版 2023年12月06日13:34
中国初の国家級洋上風力発電研究・試験・検査測定基地が1日、福建省で着工した。同基地は完成後、中国の大出力・フルスケール地上試験プラットフォームの空白を埋め、中国の洋上風力発電設備の研究と試験・検証能力をさらに高めることになる。科技日報が伝えた。
同基地は国家第14次五カ年計画(2021-25年)の重要プロジェクト、再生可能エネルギー系統接続全国重点実験室の重要な構成部分で、陸上検査測定センターと試験風力発電所の2つの部分が含まれる。主な機能は、風力発電機フルスケール地上試験6自由度ロード、超大容量複雑電力網シミュレーション、超長ブレード二軸高周波ロード試験及び科学研究。福建省福清市江陰産業パーク内に位置し、江陰港埠頭に近く、三峡風力発電産業パークに隣接するこの陸上検査測定センターは、主に25MW6自由度ロード、フルスケール地上試験プラットフォーム、150m級ブレード試験プラットフォームを建設する。試験風力発電所は6ヶ所の陸上試験装置スペースと20−40ヶ所の海上試験スペースの建設を計画。第1弾・20ヶ所の海上試験スペースは福建省長楽区沖で建設される。
同基地は完成後、最新のIEC及び関連国家基準が定めるすべての洋上風力発電性能を網羅する試験・検証能力を形成する。試験プラットフォームの牽引能力、ロード能力、電力網シミュレーション能力など複数の技術指標は現在世界一であり、世界最大容量の風力発電機、最長スケールのブレード試験、現在の世界では行えない洋上風力発電機全周波数インピーダンススキャンなどの試験を実施できる。(編集YF)
「人民網日本語版」2023年12月6日
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