王毅氏、人権の十分な享受の実現に向け4提言

人民網日本語版 2023年12月06日13:27

王毅中共中央政治局委員(外交部長)は5日、北京で「世界人権宣言発表75周年記念」国際シンポジウムの開幕式に出席し、全ての人々による人権の十分な享受、世界人権宣言の定めた目標の達成について、次の4点を提言した。新華社が伝えた。

(1)共通の安全保障を提唱し、人権実現のために一層平穏な国際環境を創造する。グローバル安全保障イニシアティブを実践し、共通・総合・協調・持続可能な安全保障観を提唱し、複雑で交錯する安全保障上の課題にウィンウィンの思考で対処し、国家間の摩擦や紛争を対話と協議によって解決する。

(2)発展優先を堅持し、人権実現のために一層強固な物質的基盤を提供する。経済グローバル化がより開放的かつ包摂的で、あまねく広がる、均衡あるウィンウィンの方向へと発展するよう促し、各国の経済発展に有利な環境を創造し、各国の人々の平等な発展の権利をしっかりと保障する。

(3)交流と相互参考を促進し、人権実現のために一層豊かな選択肢を提供する。世界の文明の多様性を尊重し、グローバル文明イニシアティブを実践し、交流と相互参考を強化し、各国の選択した人権発展路線を後押しし、尊重し、各々の特色ある現代化によって、各国の人々が人権を公平に享受できるよう保障する。

(4)公平と正義を堅持し、人権実現のために一層実効性ある協力の場を提供する。人権理事会など多国間人権機関は公正・客観・非選択性・非政治化の原則を堅持して活動するべきであり、国連の人権機関を、対立の場ではなく、真に各国間の対話と協力の舞台にし、国際人権事業の発展にプラスのエネルギーをより多く注入し続ける。(編集NA)

「人民網日本語版」2023年12月6日

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