中国が国連安保理の11月の議長国に 外交部「ガザ情勢が最重要議題」

人民網日本語版 2023年11月03日14:51
中国が国連安保理の11月の議長国に 外交部「ガザ情勢が最重要議題」

外交部(外務省)の2日の定例記者会見で、汪文斌報道官は中国の国連安保理の11月の輪番議長国就任について質問に答えた。

【記者】中国が国連安保理の11月の輪番議長国に就任した。今月の安保理の取り組みについて、中国はどのような考えを持っているか。

【汪報道官】中国は11月1日より国連安保理の11月の輪番議長国に就任した。今月の安保理のアジェンダにおいて最も重要な取り組みはガザ情勢だ。停戦を後押しし、民間人のさらなる死傷、さらに大規模な人道的災害、衝突の波及を防ぐことが喫緊の課題だ。安保理の輪番議長国として、中国は国際社会の声に沿い、関係各方面、特にアラブ諸国との協調を強化し、正義を主張し、共通認識を形成し、安保理が衝突の緩和、民間人の保護、人道状況の緩和、和平プロセスの再開のために責任ある有意義な行動を直ちにとる後押しをし、パレスチナ問題を「二国家解決」の軌道に戻す後押しをする。

安保理は今月、シリア、イエメン、中央アフリカ、ソマリアなどの地域紛争についても議論する。中国は、「共同発展を通じた恒久的平和の促進」をテーマとする安保理公開討論の開催も提案した。

安保理は国際平和・安全の維持という最も重要な責務を担っている。中国は、安保理が行動に立脚し、団結と協力を強化し、権威と効率を高め、国連憲章の与えた責務をしっかりと履行し、調停と外交努力を支持し、緊張緩和に尽力し、紛争問題の政治的解決を促し、共通の安全保障の維持のために積極的な努力を払う後押しをする。(編集NA)

「人民網日本語版」2023年11月3日

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