中国、「一帯一路」科学技術交流大会を初開催へ

人民網日本語版 2023年11月01日11:09

国務院新聞弁公室が10月30日に行った記者会見で明らかになったところによると、第1回「一帯一路」(the Belt and Road)科学技術交流大会が11月6、7日に重慶市で開催される。科技日報が伝えた。

科学技術部(省)の張広軍副部長は、「大会は『イノベーションの道を共に築き、協力と発展を共に促進』をテーマに、政府間科学技術協力、科学技術の人的・文化的交流、産業イノベーション発展、科学研究パラダイムの変革、未来の医学、オープンサイエンス、ビッグデータなどの議題をめぐり、開幕式並びに全体会議、一帯一路科学技術イノベーション大臣会議、テーマイベント、円卓会議、成果展示の5つのセクション、10回のメインイベントを開催する」と説明した。

重慶市の張安疆副市長は、「現在までに70以上の国・国際機関の300人以上の重要来賓を招待している。その中にはノーベル賞受賞者、海外アカデミー会員、専門家・学者、海外有名大学の学長ら40人近くが含まれる。また中国の院士、大学学長、科学研究機関、重点企業代表者も出席する」と述べた。

張氏は記者からの質問に対し、「本大会は第3回『一帯一路』国際協力サミットフォーラムで習近平主席が打ち出した、『科学技術イノベーション推進』協力行動、及びサミットフォーラムで達成された複数の科学技術イノベーション協力の実務の成果をめぐり、『10周年』及び『第1回』という2つのキーワードをしっかり捉える。大会は活動計画及び成果設計で『新しさ』と『実務』を強調する。10年の協力の成果を体系的に総括し、ハイレベル科学技術協力メカニズムを構築するとともに、実務の効果の獲得を重視する」と述べた。

大会で初めて「一帯一路」科学技術イノベーション協力をテーマとする重要報告を発表し、初めて「一帯一路」科学技術イノベーション大臣会議を行うことに注目すべきだ。現在20以上の共同建設国の大臣クラスの来賓が出席を確認している。期間中にはさらに「一帯一路」科学技術イノベーション協力の成果展を行う。これには80件以上の各分野の協力事例が含まれ、イノベーションシルクロードの建設における実務の成果をリアルに示すことになる。

今年は「一帯一路」共同建設イニシアティブ10周年に当たる。各方面の共同参加と推進を受け、科学技術協力メカニズムがこの10年にわたり深化し続け、科学研究者の交流がより頻繁になり、科学技術協力の成果が日増しに豊富になった。張氏は、「現在まで中国は80以上の共同建設国と政府間科学技術協力協定に調印しており、共に全般的でマルチレベルの広範な科学技術協力構造を構築している」と述べた。(編集YF)

「人民網日本語版」2023年11月1日

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