貴州省、データセンターの建設を推進
貴州省は風、光、水などのグリーンエネルギーが豊富で、地質条件が安定しており、データセンターの建設に適している。データによると、貴州データセンターのエネルギー効率指標はその他の地域の平均を0.1-0.4下回り、コスト面の優位性が際立っている。スタッフは取材に、「華為雲(ファーウェイクラウド)貴安データセンターはフル稼働の場合には、毎年10億1000万kWhの節電が可能だ。これは二酸化炭素排出81万トンの削減に相当する」と話した。経済日報が伝えた。
貴州省は良好な自然資源の基礎によりデータセンターの建設を持続的に推進し、「1+8+N」の地域一体化ビッグデータセンター空間構造を形成した。貴安新区は現在、中国電信、中国聯通、中国移動の3大通信事業者及びアップル、騰訊(テンセント)、華為(ファーウェイ)など複数の超大型データセンターを集めている。貴州省ビッグデータ発展管理局の婁松副局長は、「当省の稼働中及び建設中の重点データセンターは39ヶ所に達する」と説明した。
貴州省は山地が多く、多くの住民の居住地が電力供給施設から遠く離れており、電気利用手続きに手間暇がかかる。貴州省はこの状況に対し、省級政務プラットフォームと「南網在線」プラットフォームのデータ交換ルートをつなぎ、2021年8月に西部地域でいち早く住民の顔認証による電気利用手続き、そして企業の1つの証明書による電気利用手続きの省内フルカバーを実現した。貴州電網公司市場マーケティング部上級マネージャーの張超氏は取材に、「『南網在線』のバックグラウンドは『インターネット+認証』に基づき、貴州省データ供給交換プラットフォームから正確に個人情報や営業許可証、不動産登録証書などの情報を取り出し、最短時間で業務審査を行う」と述べた。
貴州電網公司は現在まで、住民の顔認証による電気利用手続きと企業の1つの証明書による電気利用手続きを累計で35万3900回行っている。
加速的に成長している貴陽ビッグデータ科創城は貴州省が重点的に建設するビッグデータ発展及びテクノロジーイノベーションの重要プラットフォームだ。科創城では現在、複数のプロジェクト建設が着実に進められている。貴陽ビッグデータ科創城管理委員会主任の張宇氏は、「省級が導入した世界トップ500社や中国トップ500社などの入居に向けて積極的に取り組んでいる。計算力調節、公共データ高付加価値運営、人工知能などの産業の集積を推進している。当方は全体的な産業構成をめぐり、すでに700社以上の登録企業を誘致している。2025年までに3000社のビッグデータ及び関連企業を集積し、年間売上高を500億元(1元は約20.5円)以上にする計画だ」と述べた。(編集YF)
「人民網日本語版」2023年10月31日
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