中国初の海を跨ぐ高速鉄道福厦線が9月28日に開通
人民網日本語版 2023年09月28日14:34
中国国家鉄路集団によると、福建省の福州と厦門(アモイ)を結ぶ福厦線が9月28日に開通した。福州から厦門までの所要時間が最速55分に短縮され、両地の「1時間生活圏」を実現している。これは中国の高速鉄道のスマート化模索がさらに前進したことを意味している。人民網が報じた。
福厦線は、福州南駅を出発した後、福建省の莆田市、泉州市、厦門市、漳州市を通過して、漳州駅に達する。全長は277キロ、設計時速は350キロ。
中国初の海を跨ぐ高速鉄道を体験しようと開通初日の朝に駅にやって来た家族(撮影・江曲)。
湄州湾の海を跨ぐ橋を走行する福厦線の高速列車(撮影・胡鵬)。
泉州湾の海を跨ぐ橋を走行する福厦線の高速列車(撮影・胡鵬)。
福厦線は、建設が計画されている寧波‐温州‐福州を結ぶ高速鉄道と、準備作業が進められている漳州と汕頭を結ぶ高速鉄道、年内に開通する見込みの汕頭と汕尾を結ぶ高速鉄道、9月26日に開通した汕尾と広州を結ぶ高速鉄道と連結して、新たによりハイレベルな寧波‐広州高速鉄道ルートを形成することになる。福厦線が開通したことで、南東沿海都市群が一つに繋がって「黄金旅行ベルト」となるほか、厦門、漳州、泉州が「30分交通圏」に組み込まれ、沿線の住民の移動が非常に便利になるため、地域の経済と社会が協調した発展を促進する上で非常に大きな役割を果たすと期待されている。(編集KN)
「人民網日本語版」2023年9月28日
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