外骨格ロボットや「宇宙カプセル」住宅など 中国・ASEAN博の注目点
第20回中国・ASEAN博覧会が9月16日から19日まで、広西壮(チワン)族自治区南寧市で開催される。スタイリッシュな外骨格ロボット、いつでもどこでも移動できる「宇宙カプセル」のような住宅など、今回の博覧会に出展されたテクノロジー製品には、暮らしに密着、環境に優しいといった特徴が見られる。
省・市展示エリアには、今回の博覧会で初お目見えの複数の外骨格ロボットが登場した。20秒で装着できる外骨格ロボットを身につければ、ちょっと腰をかがめて力を入れるだけで、重さ25kgある物を軽々と持ち上げることができる。腕の力を増強する上肢外骨格型ロボットもある。将来はこうした外骨格ロボットが航空、電力、自動車など複数のシーンで応用される見込みだ。
先進技術展示エリアに登場したヘリコプターは、1700km離れた浙江省杭州市からやって来たもので、大きな注目を集めた。
出展企業の王元さんは、「このヘリは同じクラスのヘリの中で、機内空間がより広々としている。着陸装置は収納式で、飛行時の抵抗がより小さくなり、より速く飛ぶことができ、最高速度は205km/hに達する。コア技術は完全に独自の知的財産権を有しており、今回の博覧会で多くの契約を獲得した」と述べた。
グリーン建材展示エリアには、車輪を装着できる「宇宙カプセル」のような移動式住宅が登場した。室内にはダブルベッドとユニットバスが設置されている。スタッフによると、この「宇宙カプセル」は「アルミの宿」と呼ばれ、アルミとガラスで出来ており、平らな地面があれば好きなところに移動することができる。今回の博覧会会場では、複数の東南アジア諸国のバイヤーがこの住宅に関心を示していたという。
今回の博覧会で初めて設置された工業デザイン展示エリアには、中国・ASEANの工業デザインにおける先進的な製品・技術、先端の発展トレンド、優れた協力の成果、産業のエコシステムが集中的に展示されている。(編集KS)
「人民網日本語版」2023年9月19日
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