喀什-広州線が就航 中国の国内直行便でフライト時間最長

人民網日本語版 2023年08月17日13:41

中国南方航空集団有限公司のCZ3360便が今月15日午前8時11分、新疆維吾爾(ウイグル)自治区の喀什(カシュガル)徠寧国際空港から離陸した。これは新疆・喀什と広東・広州を結ぶ直行便が就航したことを意味しており、中国でフライト時間が最長の国内直行便となる。光明日報が報じた。

今回就航した喀什と広州を結ぶCZ3359/60便は、毎週火曜日、木曜日、土曜日の3往復を予定している。往路のCZ3360便は午前8時に喀什を出発し、午後2時半に広州に到着する。また復路のCZ3359便は午後3時45分に広州を出発し、午後10時20分に喀什に到着する。同路線が開通したことで、その所要時間が6時間半まで短縮され、これまでに比べて20%以上の時間を節約することができる。

機内では、「喀什-広州線の就航初便フライトにようこそ。喀什は古代シルクロードの交通の要衝でした。一方の広州は海上シルクロードの起点の一つです。その2つのシルクロードが今日、空中で結ばれました。シルクロード経済ベルトの中心エリアである新疆維吾爾自治区南部の支点と、粤港澳大湾区(広州、仏山、肇慶、深セン、東莞、恵州、珠海、中山、江門の9市と香港、澳門<マカオ>両特別行政区によって構成される都市クラスター)の密接な繋がりが効果的に促進されることになります」といった内容の放送に引き続き、文化イベントが行われた。初便の乗客には学習交流のために広東省に向かう、新疆の喀什地区や新疆生産建設兵団の小中高生40人が含まれていた。

広東省の新疆支援の重要な一環として、広東省は近年、「観光を通して新疆発展を促進」という戦略を全面的に実施し、空の便のネットワーク開拓も強化。新疆と粤港澳大湾区の連携を促進している。

現時点で、南方航空は、新疆と粤港澳大湾区の5ヶ所を結ぶ路線を運航している。南方航空が運航する飛行機に乗って、広州や深セン、珠海、恵州といった主要都市に向かうことができる。うち、喀什‐広州線は、烏魯木斉(ウルムチ)と香港特別行政区、広州、深セン、阿勒泰(アルタイ)と広州を結ぶ路線に続いて、新疆と粤港澳大湾区を結ぶ5本目の直行便となった。(編集KN)

「人民網日本語版」2023年8月17日

注目フォトニュース

関連記事