成都ユニバ選手村で外国人選手が書道や中国将棋に挑戦

人民網日本語版 2023年08月07日13:48

第31回FISUワールドユニバーシティゲームズ(成都ユニバ)に出場する選手の宿舎である選手村は、中国テイストを色濃く打ち出しており、各代表団が気軽に中国文化や四川の特色ある文化に触れ、体験する窓口となっている。選手村では毎日、書道や中国画、刺繍、臉譜(隈取)、太極拳、中医学の診療といった体験活動が行われており、世界各地から来た選手や大会関係者が中国文化に触れ、中国文化を愛するようになっている。新華社が報じた。

女子バレーボール・チェコ代表チームのルーシー選手は、書道に挑戦。「如意」という漢字を書き上げ、「書道に挑戦するのは初めて。こんな機会があってとてもラッキー。夜に試合があるので、リラックスする助けになる」と話した。ルーシー選手が書いた「意」の一番下の「心」という部分は、スマイリーフェイスにそっくりだ。

ポーランドのシレジア工科大学で工学を専攻している剣道代表のマリア選手は、一学期に絵を学んだため、陶芸を体験することに。茶碗に中国伝統の水墨画風のパンダを描き、周囲から称賛の声が上がった。それでも、納得いく出来栄えではなかったというマリア選手は、「中国に来るのは初めて。試合が終わったらパンダ基地に行って、是非パンダを見たい」と話していた。

テコンドーのブラジル代表のルーカス選手は中国将棋を体験。成都出身のスタッフと対戦し、大接戦を繰り広げた。12歳の時にテコンドーを習い始めたというルーカス選手は、実は10歳の時に中国将棋を父親から教えてもらったという。ルーカス選手の父親は以前、浙江省杭州市で3ヶ月の研修を受けたことがあり、その時に中国将棋を習ったという。「父は中国が大好き。中国の人はとてもいい人。父にも優れた技術を教えてくれた」とルーカス選手は話す。

同じく杭州と「縁」があるのは水泳のインド代表のアニッシュ選手。イベントでは、額に太極が描かれた自作の仮面をずっと付けていたものの、それを取ると、とても人懐こい表情を見せ、「この仮面の模様が大好き。9月も中国に来ることになっている」と話した。今回、水泳競技の約10種目に出場する予定のアニッシュ選手は、第19回アジア競技にも出場する予定で、杭州を訪れることを楽しみにしているという。(編集KN)

7月15日に撮影した選手村の様子。撮影・王曦

7月15日に撮影した選手村の様子。撮影・王曦

「人民網日本語版」2023年8月7日

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