中国光谷、世界レベルのイノベーションシティを明るく照らす「一束の光」
スマートフォンの70%の部品がレーザー加工が必要だ。最短43秒で1台の新エネルギー車の車体のレーザー溶接を行える……華工科技産業股份有限公司(華工科技)スマート製造未来産業パークに入ると、精密レーザーカット設備がずらりと並んでいた。中国新聞網が伝えた。
中国初の国産化デジタル制御レーザーカット装置から中国初の高性能ファイバーレーザー装置まで、華工科技は60以上の中国の業界初を生み出した。同社はこの3年間近くにわたり、研究開発費の年平均成長率は34%に達し、中核製品は毎年40%以上の成長率で海外高級市場に輸出されている。
湖北省武漢市の南東部に位置する中国光谷(武漢東湖新技術開発区)は、「光」と名付けられ、「光」で名を馳せてもいる。中国初の光ファイバーと初の光電気伝送システムが誕生し、唯一「光」と命名された国家独自イノベーションモデルエリアになった。華工科技もここで創設された。
華工科技の生産現場(資料画像)。画像提供は武漢東湖新技術開発区
中国光谷はこのほど10年間の成果を発表した。主導産業の一つとしての光電子情報産業の全体規模は5000億元(1元は約19.9円)を超え、企業数は12万7000社に増加。ここでは現在、世界最大の光ファイバーケーブル研究開発製造拠点、中国最大の光学部品研究開発生産拠点、中小サイズディスプレイパネル産業拠点・レーザー産業拠点が完成している。光電子情報分野で独自の優位性を形成している。
中国光谷は「光」によって興隆したが、「光」だけに限られることはない。新興産業の競争では絶えず発展の新たな原動力と新たな優位性を創出し、「光電子・半導体・ディスプレイ・端末・ネットワーク」光電子情報とヘルスケアの2大主導産業を支えとし、デジタル経済と新消費の2大新興業態が深く融合し、人工知能、脳科学、ブロックチェーン、量子情報などの未来産業が力強く発展する現代化産業発展構造を大まかに形成している。
中国光谷のランドマークタワー「馬蹄蓮」(オランダカイウ)ビル(資料画像)。画像提供は武漢東湖新技術開発区
今年2月に「武漢新都市計画」が発表された。その範囲は武漢市と鄂州市の2市を跨ぎ、世界レベルの科学技術イノベーション発展の先進地、国家戦略的新興産業の先進地、全国テクノロジーファイナンスセンター、国際交流センター、中国式現代化住みやすい湿地都市モデルの建設に取り組むことになった。中国光谷は再び重大な責任を任された。その管轄区の70%以上の面積が武漢新都市計画の範囲内に組み入れられ、武漢新都市コアエリアになった。中国光谷は武漢新都市の高基準建設の牽引により、世界の「光谷」に向かって進んでいる。(編集YF)
「人民網日本語版」2023年8月3日
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