第14期全国人民代表大会(全人代)第1回会議は北京時間3月7日午前10時に、北京市の人民大会堂記者会見ホールで記者会見を行い、秦剛外交部長(外相)が「中国外交政策と対外関係」について中国国内外の記者の質問に回答した。
台湾問題についての質問に対し、秦部長は「台湾問題は中国の内政で、いかなる外国の干渉も許さない。台湾問題は中国の核心的利益の中の核心であり、中米関係の政治的な基礎であり、中米関係にとって最大の越えてはならないレッドラインだ。『台湾独立』分裂勢力は台湾海峡の平和・安定と相容れない関係にある。台湾海峡の平和・安定にとっての真の脅威は『台湾独立』分裂勢力だ。その拠り所となるのは一つの中国原則で、真のガードレールは中米3つのコミュニケだ。台湾問題をうまく解決できなければ、中米関係にも深刻な影響を与えることになる。もし米国が本当に波風のなく静かで穏やかな台湾海峡を望むなら、『台湾を以て中国を制する』企みをやめ、一つの中国原則の初心と本義に戻り、中国への政治的承諾を厳守し、『台湾独立』勢力に断固反対し、制止すべきだ」とした。
「人民網日本語版」2023年3月7日