六中全会

外交部が国連とグローバル発展イニシアティブの推進を協議

人民網日本語版 2021年12月10日13:45

外交部(外務省)は9日、国連の開発関連機関の駐中国調整官事務所と共同で座談会を開いた。座談会では、中国にある約20の国連の開発関連機関の代表、国内の関係当局や学術機関の代表を招き、「グローバル発展イニシアティブの推進、持続可能な開発のための2030アジェンダの共同実行」をテーマに踏み込んだ意見交換を行い、協力の構想と措置を話し合った。新華社が伝えた。

馬朝旭外交副部長(外務次官)は座談会で、「習近平国家主席はグローバル発展イニシアティブを打ち出し、国際社会に対し、国連の『持続可能な開発のための2030アジェンダ』の実行を加速し、より強靭で、環境に配慮した、健全な世界の発展を後押しするよう呼びかけた。これは、数多くの発展途上国の発展をサポートし、新型コロナウイルス収束後の世界の回復を促進し、国際開発協力を強化するために中国が打ち出した案だ」と説明。

「グローバル発展イニシアティブは、中国と国連及びその開発関連機関との協力に新しい重要なチャンスをもたらす。中国は国連側と手を携えて協力し、発展に焦点を合わせ、連携と調整を強化し、グローバル発展イニシアティブを共に推進することを望んでいる。中国外交部は引き続き国連の各開発関連機関の中国での取り組みを支持し、各機関と共にグローバル発展イニシアティブをベースとして協力の新たな分野と方法を検討し、協力の中でウィンウィンを実現していく」とした。

国連の開発関連機関代表は2030アジェンダの実行における中国の顕著な成果を高く評価し、習主席の打ち出したグローバル発展イニシアティブへの歓迎と支持を表明。各機関代表は「中国の打ち出したグローバル発展イニシアティブは2030アジェンダの実行加速を趣旨・目標としており、世界の開発事業の推進に新たな原動力を与えるものだ。各機関のリソース、専門性、パートナーネットワークなどの強みを十分に活かして、本部や駐中国事務所などのレベルでアジェンダの実行作業をサポートしていきたい」との考えを示した。

グローバル発展イニシアティブは打ち出されてから2ヶ月余りの間に国際社会の熱烈な反響を呼び、中国・太平洋島嶼国外相会議、中国・ASEAN対話関係構築30周年記念サミット、中国アフリカ協力フォーラム第8回閣僚級会議、中国・中南米フォーラム第3回閣僚級会議などの成果文書に相次いで盛り込まれた。(編集NA)

「人民網日本語版」2021年12月10日

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