北京市老齢活動委員会弁公室、市老齢活動委員会協会が18日に発表した「北京市シルバー事業発展報告(2019)」によると、同市の100歳以上の高齢者が初めて1000人を上回り、2019年末の時点で、1046人となった。2018年に比べて118人増加した。北京日報が報じた。
報告によると、北京市の高齢者人口基数は多く、増加ペースも速い。そして、女性の高齢者総数が男性よりも多い。2015年から2019年にかけて、北京市の60歳以上の常住人口総数は340万5000人から371万3000人と、30万8000人増えた。
また北京市の高齢者は増加の一途をたどっており、100歳以上の高齢者数が初めて1000人を超えた。2019年末の時点で、北京市の戸籍を持つ80歳以上の高齢者人口は63万1000人と前年より4万7000人増えた。100歳以上の高齢者数は1046人で、2018年と比べて118人増加した。2019年、北京市の戸籍を持つ住民の平均寿命は82.31歳となった。
報告によると、北京市の高齢化には、市内の中心地域の高齢化の程度が高く、郊外は低いという特徴がある。区別で見ると、2019年の時点で、60歳以上の常住人口が最も多い区トップ3は、朝陽区59万7000人、海淀区56万7000人、豊台区35万1000人。北京市の戸籍を持つ60歳以上の高齢者が最も多い地域トップ3は朝陽区62万5000人、海淀区54万1000人、西城区42万9000人だった。
2019年末、北京市の戸籍を持つ15歳から59歳までの生産年齢人口に対する60歳以上の高齢者の比率である高齢者扶養率は44.3%と、前年比で2.1ポイント上昇した。これは北京市の現役世代2.3人が1人の高齢者を支えている計算になる。(編集KN)
「人民網日本語版」2020年10月19日