禤靐龘君が自分で書いた名前(画像提供・台湾東森新聞網)。 |
香港地区のある学生が最近、SNSで、「縁起をあまりに気にする両親が僕に付けた名前が『禤靐龘』。この名前を正しく読める教師も同級生もほとんどいない。それに自分ですら書き間違えることがあり、困っている。本当に改名したい」と悩みを綴り、話題になっている。海外網が報じた。
「簡単に書いて、読むことのできる漢字の名前の友達が本当に羨ましい」と話す禤君は、「名字の『禤』だけでもとても特別なのに、名前がもっと複雑なんて」と困惑する。名前の「靐」は雷という字が3つで「雷の音」を、龍という字が3つの「龘」は「空を舞う龍」を表すのだという。またフルネームを広東語で発音した場合も、「とんとん拍子に出世する」という意味の発音に似ており、縁起が良いという。
小学生の時から、名前のことで友達にからかわれ、「雷雷雷龍龍龍」と呼ばれていたそうで、中学生になると、小学生の時のようにからかわれることはなくなったものの、漢字の読み方が分からないため、友達からは「ねぇ」、「ちょっと」などと呼ばれてばかり。読み方が分からない教師もおり、クラスの「ネタ」にされてしまうのだという。
それだけでなく校内の行事に参加しても、他のクラスの学生らは、名前の読み方が分からないため、あまり近づいてこようとしない。そして何よりも彼を一番悩ませているのは、試験の時に、名前を書くのに時間がかかり、書き間違えることさえあることだという。(編集KN)
「人民網日本語版」2018年12月3日
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