第68回カンヌ国際映画祭が24日に正式に閉幕した。最高賞のパルムドールに選ばれたのは、ジャック・オディアール監督のフランス映画「ディーパン(原題)」。台湾の候孝賢(ホウ・シャオシェン)監督の「黒衣の刺客」(原題:刺客聶隠娘)が監督賞に輝いた。コンペティション部門に正式出品されたもう一つの中国映画「山河故人」は残念ながら無冠に終わった。「黒衣の刺客」は、候孝賢監督が2005年の「百年恋歌」(原題:最好的時光)に続く8回目のカンヌ国際映画祭正式出品作品で、7年ぶりの最新作となる。人民網が伝えた。
候孝賢監督の受賞スピーチは非常に簡潔だった。「これまでカンヌに7回参加し、審査員賞も受賞したが、すでに忘れてしまった。今回の監督賞の受賞は、私にとって大きな励ましとなる。映画を撮ることは容易なことではない。多くの製作費を集めることは、さらに難しい。映画のスタッフ・キャストに非常に感謝している。舒淇(スー・チー)、張震(チャン・チェン)、脚本家の朱天文(ジュ・ティエンウェン)、それぞれに感謝の意を述べたい」。
第68回カンヌ国際映画祭のその他の受賞結果は以下の通り。
グランプリ:
「サン・オブ・サウル(英題) / Son of Saul」(ハンガリー) ラースロー・ネメス監督
男優賞:
ヴァンサン・ランドン 「ザ・メイジャー・オブ・ア・マン(英題) / The Measure of a Man」(フランス)
女優賞:
ルーニー・マーラ 「キャロル(原題) / Carol」(イギリス、アメリカ)
エマニュエル・ベルコ 「モン・ロワ(原題) / Mon Roi」(フランス)
脚本賞:
「クロニク(原題) / Chronic」(メキシコ) ミシェル・フランコ
(編集MZ)
「人民網日本語版」2015年5月25日
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