チャットアプリ・微信 マーケティング利用に注目集まる (2)
■微信のビジネス利用
企業の微信によるマーケティングはもはや新鮮なことではない。一部のオンラインゲームと自動車メーカーは、すでに微信からうま味を得ている。
アモイのアニメ・ゲーム開発会社に努める張力さんは、「ミニブログはフォロワーを集めるのに苦労するが、ゲーム会社は微信によりユーザーとの関係をスムーズに構築できる。微信は一対一の交流、高い内密性と親近感を持つため、ユーザーは微信による交流に意欲的だ。ブラウザゲームを提供する37wanの公式微信を例とすると、同サイトはすでに2万人弱の微信フォロワーを獲得しており、短期間内に10万人を超える可能性があり、すさまじい勢いを見せている」と語った。
統計データによると、2013年2月末時点で、微信のアカウントを作成したゲーム会社は51社に、関連商品は300種以上に達している。
中国クーポン共同購入サイト・高朋網は3月7日に微信を通じて、微信のマーケティングを解説した「玩転微信実用攻略」を販売した。同サイトは中国初の、微信による書籍販売の受益者となった。オンライン販売開始から数時間のみで500冊以上が売れ、現在の1日当たりのアクセス数は1万件を上回っている。
東風悦達起亜もまた、微信による自動車販売プラットフォームを開設した。微信のプラットフォームを通じて、時間と場所に縛られないオンライン自動車紹介・販売サービスを提供した。