解説

港珠澳大橋

「概説」

　港珠澳大橋は、香港、珠海、マカオをつなぐ大型海上橋である。プロジェクト建設内容は以下の通り。港珠澳大橋主体建設、香港口岸、珠海口岸、マカオ口岸、香港ライン、珠海ライン。大橋の主体建設はブリッジとトンネルの複合方式を採用し、全長が約29.6キロ、海底トンネルの全長が約6キロに達する。2009年12月15日に着工、投資総額は700億元（約8400億円）を超え、建設期間は6年間を予定している。

　同大橋はまた、白イルカ鑑賞区や海上展望台の建設を予定している。同大橋は最高の建設基準を設けた。震度8の地震、16級の台風（中心付近の平均最大風速が51.0米/秒以上）に耐え、使用寿命は120年に達する。

　大橋は香港の大嶼山から大澳を経て、珠江を越えると最終的にY字型に分岐し、珠海とマカオにつながる。

　大橋全体は6車道の高速道路基準に従い建設され、制限時速は100キロ。開通後、香港から珠海への車による移動時間は、現在の3時間強から30数分に短縮される。

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