甘粛省、被災地でまとまった雨の予想 二次災害に要警戒
中国中央気象台によると、22日の甘粛省地震で被害を受けた甘粛省定西市の岷県と◆(=さんずいへんに章)県では30日以降、再び雨になると予想されている。朝晩は気温が下がるため、雨や寒さ、さらに地質災害の発生に注意が必要だ。
岷県では28日の早朝から午後5時ごろまで降雨が持続した。同日早朝5時から29日早朝5時までの24時間の降水量は、どしゃぶりとされる22ミリだった。一方、◆県の雨量も16.4ミリに達した。その後、雨は止んだものの、空は雲に覆われており、29日午前7時の時点で◆県の気温は12度、岷県の気温はわずか10度となっている。
中央気象台によると、同地域の29日の予報は曇り時々晴れ、30日は曇りで、所により雷を伴うにわか雨(3-8ミリ。局地的に15-24ミリ)、31日は雨、局地的に大雨(5-15ミリ、局地的に25-40ミリ)となっている。
30-31日にかけて、まとまった雨が予想される被災地では、テントの雨対策が必要だ。また、ここ数日、雨が多かったため、土砂崩れや倒壊、土石流などの二次災害にも警戒しなければならない。さらに、被災地では朝晩の気温が下がるため、寒さ対策が必要なほか、湿度も高いため、病原菌が繁殖・蔓延しやすく、被災者の避難所でも、消毒作業をして伝染病の発生を予防するなど、相応の対策を強化しなければならない。 (編集KN)
「人民網日本語版」2013年7月29日