きょうの人民日報「微博」--中国、真の鉄道改革が実現できるか
14日の全国人民代表大会(全人代=国会)で解体が決まった中国鉄道部(鉄道省)。17日には、これまで正門に掲げられていた「中華人民共和国鉄道部」のプレートが外され、「中国鉄道総公司」として新たなスタートを切った。2兆6千億元(約39億円)の債務や関連の無形資産、知的財産権などはすべて、同社が引き継ぐ。制度の改正が実施されても公益性は保つとされているが、鉄道チケットは市場の状況に合わせて調整するという。旧債務と遺産、公益と市場。同社はスタートから難題が山積みだ。その舵取りをじっくり拝見しよう。
【中国、真の鉄道改革が実現できるか】鉄道総公司も大きな国営企業へと発展し、結局は行政の市場独占状態が続くのだろうか。自主経営権を持つため、鉄道チケットの値上げに踏み切るのだろうか。政府から企業への変化は、看板を変えるだけというほど簡単な問題ではない。政府が干渉したいという強い衝動を克服する一方、同社が現代企業としての制度を確立し市場に健全な競争が生まれる状況を作り出せるか、それが新の改革への道だ。